神奈川県内の美術系高校の入試の合格基準とは(平成31年対応)

「学力を上げた方がいいのか」「デッサン力を上げたほうがいいのか」実技試験のある高校入試では、どちらに重きをおくべきか悩みどころだと思います。
わかりにくい神奈川県の美術系高校入試の判定比率についてまとめてみました。

公立高校入学者選抜選考基準

神奈川県の美術系公立高校入試では、①内申点(=調査書)②学力検査 ③面接 ④特色検査(デッサン)の4つで総合的に判断されます。その4点の比率を見直すことで、合格に向けてより力を入れるべきところを探っていきましょう。比率は、「平成30年度公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要」より1次選考部分を抜粋しています。

 

内申点 学力検査 面接 特色検査
弥栄 4 4 2 3
上矢部 4 4 2 3
白山 4 4 2 4
川崎市立川崎総合科学 5 3 2 3

 

比率だけではつかみにくいので、 具体例で考えてみましょう。

例1 弥栄高校志望の勉強はできるけどデッサンに不安があるAさん

<調査書>

家・技
中2 4 4 4 4 3 4 4 3 3
中3 4 4 4 4 3 4 4 3 3

37 + 37 ✕ 2 = 111点※美術×2

100点満点に換算:111 ✕ 100 ÷ 150 = ①74点

<学力検査>

国:85 数:80 英:90  = 合計255点

100点満点に換算:255 ✕ 100 ÷ 300 = ②85点

<面接予想点>

75点

 

<特色検査予想点>

60点

 

<合計点>

74点 ✕ 4 85点 ✕ 4 75点 ✕ 2 60点 ✕ 3 = 966点


内申書と学力検査がよく、デッサンに自信のないAさんの合計点は、966点になりました。

 

例2 弥栄高校志望の勉強には自信がないがデッサンは得意なBさん

<調査書>

家・技
中2 4 3 3 3 3 4 4 3 3
中3 4 3 3 3 3 4 4 3 3

34 + 34 ✕ 2 = 102

100点満点に換算:111 ✕ 100 ÷ 150 = ①68点

<学力検査>

国:75 数:70 英:70  = 合計215点

100点満点に換算:215 ✕ 100 ÷ 300 = ②72点

 

<面接予想点>

75点

 

<特色検査予想点>

86点

 

<合計点>

68点 ✕ 4 ②72 ✕ 4 75点 ✕ 2 ④86 ✕ 3 = 968


内申書と学力検査にはあまり自信がなくデッサンが得意なAさんの合計点は、968点になりました。

この例では、デッサンに自信のあるBさんの方が、合格に近いという結果になりました。
面接や特色検査は、あくまで予想点でしか計ることができませんが、内申点や学科に自信がなくても、実技のデッサンで実力が発揮できたら、合格の可能性が考えられるのではないでしょうか。弥栄高校より実技の比率の高い白山高校なら、その可能性はさらに高くなります。
今回の例では、面接の点数を同じにしましたが、美術に力を入れた中学校生活を送ってきたり、絵を描くことが好きであるなら面接点も同時に上がる見込みもあります。

美術系高校は、勉強だけでなくデッサンの実力もチェックされるので、勉強も大切ですがデッサンの時間もしっかり取っていきたいですね。

 

内申点・合計予測点を自動計算

成績表の数字から、内申点を自動計算したり、美術系高校の今年度の比率に応じた合計点数を算出できるExcelファイルを作成してみました。よかったら、利用してみてください。不具合を見つけたら教えていただけると嬉しいです。再配布はご遠慮ください。

 

Excelファイルダウンロード(平成31年度選考基準へ対応しました)
 

平成31年度選考基準対応版では、「入試点数算出(美術重点化なし)」シートも作成しました。「首都圏高校受験案内2019年度用」で合格判定する時には、こちらの「入試点数算出(美術重点化なし)」を利用し、面接と実技検査の点数を入力しないで算出された合計点と比較してみてください。

カナガクさんのサイトでも平成31年度 神奈川県公立高校 合格可能性80%ラインの数値が公開されています。

 

 

 

この記事を書いた人

美大ナビ編集部
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