神奈川県美術系高校の特色検査(実技試験)内容まとめ〜2021(令和3)年対応〜

神奈川県内の美術コースのある高校の特色検査(デッサン)の選考方法をまとめてみました。

試験時間、モチーフの内容や持ち込める鉛筆などの道具が各高校により異なっています。

弥栄高校

試験内容

与えられた題材3つを鉛筆デッサン(素描) 

※毎年、質感の異なるモチーフが3つ用意されている(工業製品と野菜など自然物の組み合わせが多い傾向)

検査時間

60分

用紙

B4画用紙

持参する持ち物

  • 鉛筆(2H、H、F、HB、B、2B、3B、4Bの範囲)
  • 練り消し
  • 鉛筆削り用のカッターナイフ

評価のポイント

  • 表現の技術
  • 表現の工夫

弥栄高校の実技では、持ち込める鉛筆の種類も多く、練り消しとカッターナイフも持参可能です。使い慣れた道具を持参して、短い制限時間内に質感の異なる3つのモチーフを描けるようにしましょう。

古い練り消しだと汚れが絵に付着したり、綺麗にぼかせないので、新しいものを用意しておきたいですね。

上矢部高校

試験内容

与えられた題材を鉛筆でデッサン(素描)

※毎年、モチーフ2~3つが多い(果物や野菜と工業製品の組み合わせ)

検査時間

90分

用紙

B4画用紙

必要な持ち物

  •  鉛筆(2H~4Bのうち必要な本数)
  • 練りゴム

評価のポイント

  • 形を把握する力
  • 明暗の調子や質感を表現する力
  • しっかりと描きこもうとする力
  • 画面を構成する力

白山高校

試験内容

与えられた題材を鉛筆でデッサン(素描) ※毎年、白いモチーフ3つ(紙コップ・箱など)が多い

検査時間

60分

用紙

B4画用紙

持参可能な持ち物

  • 鉛筆(濃さを変えて数本)
  • 消しゴム(練り消しゴムも可)

評価のポイント

  • 形の把握力
  • 調子による表現力
  • 画面構成力

川崎総合科学高校

試験内容

与えられた題材を鉛筆でデッサン(素描) 

※デザイン科のため、モチーフの1つは自由に形を変えられるものが含まれる傾向あり。(長い針金やテープなど)

検査時間

90分

用紙

B4画用紙

持参可能な持ち物

  • 鉛筆(H~2B程度)
  • 消しゴム(練り消しゴムも可)

評価のポイント

  • 完成への意欲、集中力
  • 描写の技術
  • 表現力

詳しい試験については、令和2年度公立高等学校入学者選抜実技検査の概要を確認してください。

道具がきちんと揃っているか確認しておきたいですね。
練り消しは試験用に新しいものと使い慣れたものを半々ずつ。よく使うデッサン鉛筆は数本ずつ用意しておくと安心です。試験中に鉛筆を削っている時間も惜しいので、複数本ずつ用意しておきましょう。

橘学苑高校

試験内容

与えられた題材を鉛筆でデッサン(素描)

※毎年、ブロック2枚+セロハンテープに乗せたボールが題材のようです。

配布されているH28年度募集要項では、バスケットボールで写真が載っていますので、この3点でのデッサンを書き込んでおくと安心ですね。

検査時間

90分

用紙

画用紙サンフラワーM画

持参可能な持ち物

なし

※鉛筆(HB、2B、4B)と練り消しは学校側で用意

評価のポイント

  • 形がとれているか
  • 構図がよいか
  • 描き込みができているか
  • 空間の把握ができているか
  • 質感の表現ができているか

橘学苑の実技試験はイーゼルを使用しますので、机でのデッサンだけでなく、イーゼルを使って描くことにも慣れておくようにしておきましょう。

デッサンの基本が学べるロングセラー本です。

この記事を書いた人

美大ナビ編集部
美大受験のための情報サイト「美大ナビ」編集部です。
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